つかの間の親孝行もどき

３日間の大阪出張、今回は初日の午後、ある仕事がキャンセルになったこともあり、夕方のＡＰＯまで若干の空き時間があった。
ホテルでできる仕事も山ほどあったが、せっかく大阪まで来てるのだから、せっしゃ（父親）の顔でもみようかと、実家と大阪市内のちょうど真ん中の堺東（通称ガシ）で落ち合うことにした。

昔よく言ったお寿司屋さんで遅めのランチ。いつもスタートは中トロ。
「中トロ！」と注文すると、大将が「わさび抜きやね。」と、めっちゃ久しぶりに来たのに、ちゃんと覚えてくれている。
うれしいねぇ。

このお寿司屋さんは「ほてい寿司」といい、大阪に数件ある。だいぶ前、難波店（今は難波店はないのよね〜。）の板さんに聞いた話だが、黒門市場で本マグロを一括で仕入れ、各店長がじゃんけんをして、勝った店長が一番いいマグロのブロックをＧＥＴできるらしい
だから、私はその日のトロを見て「今日はじゃんけん勝ったな」とか、「今日はじゃんけん負けたな」と、その日のトロを評価する。
今日の中トロは、どっちかな？

「ガシまで来るのん久しぶりやわ。」とせっしゃが言う。「目の前でにぎってもらう寿司食うのも久しぶりや。。。」と。

ビールのアテにてっさを注文。
続いて車エビのおどり。この順番も昔のまま。

イナバウワーみたいに、反ってるやろ〜。これ、食べる直前まで動いてたんやで〜。オイスィ〜。
頭は焼いて出てくる。これもオイスィ〜。

「また、東京に遊びにおいでや〜。」と言うと、「生きとったらなぁ。」と返すのがせっしゃの口癖。
絶対生きとるっちゅうねん！

なまことひらめの昆布〆。

「スカイツリー、完成したかー？」とせっしゃが聞く。「もうじきやで〜、完成したらおいでや〜。」と私。「生きとったらなぁ。」・・・。せやから生きてるっちゅうねん！

最後は、トロでシメるのも昔からの順番。トロはじゃんけん勝ったみたいやね。あぶらのっておいしかった。

わずか３０分ほどのランチタイム。しゃべることは大したことないけど、やっぱり電話とちがって、顔見て話すことは大事やね。

ちょっとの時間でも会うようにしよう。うん、そうしよう。